番外編 シュウトを囲む三線たち

生音自慢のカブト
生音自慢のカブト

この右の写真の三線は、初めて「自分の三線」とゆう形で手に入れた三線です。

おれは、母親と始めた琉球酒場での仕事をするようになり、自然に三線に囲まれていきました。三線を弾き出したのも、そこにある母親の三線を貸してもらいスタートします。そして、相方ながきの父親、亀谷長一郎(おれの師匠かめさん)に教えてもらっていくのです。そこで1年ぐらいの月日が流れた頃、購入したのがこの三線。

その頃、一本一本手作りで、三線を作っている工房との出会いがありました。八重山に行き、自分の手で黒木を切って手に入れて来た。その行動力あふれる、工房主の職人技から生まれます。八重山の黒木をサオに、本皮一枚皮をドウに迎え入れ、頭の部分にオリジナル存在感を示す破片が埋め込まれ、カラクイには、独自の角張ったスタイルを用いて、完成したのがこの三線。この、黒い丈夫な木から生まれた三線、名を「カブト」と呼んでおります。

「カブト」は、生音で音を出したいときに好んで触ります。リトルオキナワは、琉球酒場 美・ちゅらで、たまにゲリラ的に生音ライブをやっちゃうときがあります。そのときに、この「カブト」が活躍しております。要チェック。

あかぎぬ三線あかぎなー
あかぎぬ三線あかぎなー

 

この右の写真の三線は、母親の家にある三線です。初めは琉球酒場 美・ちゅらに置いてある三線でしたが、「カブト」がいるため、活躍の場が中々訪れません。

そこで母親の家に持っていきました。三線弾き者は、手が空いてると三線を触りたくなるのです。すると、よく行く場所に、三線を置くという行為をしだすのですね~。自分の生活の場に、三線を散らして置いておけば、ちょっとした時間でもすぐに触れるからね。まさに三線ハーレムです。そうそう現地妻と同じような・・・いやいやそれとは違いますよ。まったくけしからんね。でもそれもいいなァ。いやいやいかんぞ。いかんぞ。

三線の話に戻りますが、本皮一枚皮の赤木でできているこの三線。ちょっとだけ短めにできてるせいか、抜けがよく感じて、いい音がします。この三線の名は「あかぎなー」。あかぎぬようせいきじむなー、っぽい感じで、あかぎぬさんしんあかぎなー、って呼ぶと気持ちいいですね。

代々伝わる三線
代々伝わる三線

 

この右の写真の三線は、おれのオジーが使っていた三線です。

おれのオジーは、沖縄の名護の町で、有名な三線弾き者だったそうです。そのオジーが亡くなったとき、オバーから母へ「シュウトが三線一番頑張ってるから、シュウトが使いなさい」と母からおれへ渡ってきました。

今では、自宅のリビングに置いてあり、一番触ることの多い三線になりました。オリジナル曲、新曲など、この三線から生まれていきます。あったかい日は、近くの公園や広場へ三線を持って遊びに行くのですが、そのときもこの三線を持っていきます。おれのことを、一番近くで守ってくれてるような感じがする三線です。

おれもこの三線は、子か孫へ渡ってほしいなァと思っているのですが、頑張って三線やってくれる子、または孫、またはひ孫、または・・・(どこまで生きる気だ)がでてくるのかなァ。ニヤニヤと楽しみにしてましょうかねェ。